印度山日本寺開山50周年記念行事

開山50周年 成道会法要・仏教学東洋学研究所図書館落慶式・
仏教徒結集・菩提樹学園45周年・光明施療院40周年

  1956年インド政府が開催した「仏教2500年祝祭」に於いて、ネルー首相が提起した「お釈迦さまお悟りの聖地ブッダガヤに国際仏教社会を建設し、平和の拠点としよう」との各国への呼びかけに日本の仏教徒が宗派の違いを超え、一丸となってこれに応じました。そうして建立された「印度山日本寺」は、皆さまのご支援を受けて今冬2023年12月に開山50周年を迎えます。また、貧困状態にある現地の住民を対象に医療と防疫の奉仕を行う「光明施療院」は40周年を、教育の奉仕を行う「菩提樹学園」は45周年を迎えます。大きな節目を祝って日本寺竺主の北河原公敬東大寺長老を導師に記念法要をお勤めいたします。

 これらの法要・記念式典に加え、佐々木閑花園大学特別教授をお迎えして『ともに平和を願って』をテーマに仏教徒結集特別講演会を開催いたします。
 さまざまに不安定なこの時代、皆さまそれぞれの平和をブッダガヤの地で共に祈りましょう。ご参加を心よりお待ちしております。
 行事開催に際し、ツアーを実施予定です。ツアーに関してのお問合せは、各旅行会社へお尋ねください。また、ツアーにご参加せずに個別でご参列くださる方は事務局までご一報いただけますと幸いに存じます。(下記パンフレット画像をクリックするとツアーの詳細をご覧いただけます。)

12月6日
開山50周年成道会法要・仏教学東洋学研究所図書館(IBOS)落慶式
仏教徒結集「ともに平和を願って」
『佐々木閑花園大学教授特別講演』
『北河原公敬印度山日本寺竺主、佐々木閑先生、中村康雅理事長による鼎談』
12月7日
菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念式典
『菩提樹学園お遊戯会等』

北河原公敬印度山日本寺竺主同行

華厳宗 大本山 東大寺
印度山日本寺開山50周年記念
インド仏跡7日間の旅

旅行期間:7日間 2023年12月4日(月)~12月10日(木)
佛跡巡拝企画:華厳宗 大本山 東大寺
旅行企画・実施:近畿日本ツ―リースト株式会社 奈良支店 TEL:0742-23-4891


「~ともに平和を願って~」佐々木閑先生と行く日本寺開山50周年記念インド仏跡の旅

旅行期間:8日間コース 2023年12月4日(月)~11日(月)/10日間コース 12月4日~13日(水)
主催:(公財)国際仏教興隆協会
旅行取扱:株式会社旅企画 TEL052-613-8648

日本寺開山50周年記念式典 ーともに平和を願ってー
記念法要と微笑みの国タイの旅

旅行期間:6日コース 2023年12月4日(月)~9日(土)/7日コース12月4日(月)~10日(日)
共催:(公財)国際仏教興隆協会・(公社)日本仏教保育協会・(公社)日本仏教婦人連盟
旅行企画・実施:株式会社大陸旅遊 TEL:090-2251-4091



光明施療院が園児の検診

2023年4月27日、菩提樹学園全園児全園児73名の健康診断を実施しました。

診断をするのは、元マガダ医科大学小児科部長で、現在はガヤ市内で医院を経営しているカラン医師です。ご自身の医院の多忙にもかかわらず、30年以上も菩提樹学園の園児の健康診断に出向いてくださっています。

「保護者必ず同伴」がきまりで、一人一人の園児の健康状態をチェック。腹痛や気候の変化が原因とみられる風邪の症状とか吹き出物など23名になんらかの症状が診断されましたが、大事に至るものではありませんでした。光明施療院では毎年度ごとの健康診断に加え、日頃から菩提樹学園の先生たちが園児ひとりひとりの健康状態をチェックしながら、必要とあれば保護者への育児上の注意喚起や医師の診断を促すなど、園児たちの健康管理に努めています。

菩提樹学園入園式

新年度の初日2023年4月1日、菩提樹学園で入園式が行われ、今年度は40名の子どもたちが入園しました。
入園式には年長組の園児たちも参列し新入園児を拍手で迎えました。年少組2クラスに分かれ、これから2年間菩提樹学園での学びが始まります。

菩提樹学園卒園式

 2023年3月23日、菩提樹学園で年長組31名の卒園式を行いました。
 まず、園児代表によるご本尊様への献花を行い、年長組から年中組へローソクの灯を移し、伝灯の儀式を行いました。
 続いて、卒園証書とともに副園長のソバ先生から園児ひとりひとりにお祝いの言葉が贈られ、記念品として、卒園児たちが小学校で使うことが出来るバックや筆記具などが贈呈されました。
 また、この1年間を休まず出席した年長年少の児童には皆勤賞として洋服をプレゼントされました。
 皆さまからのご支援を頂いて、2年間の保育を終え、今年度も無事に卒園式を迎えることができましたこと、衷心より御礼申し上げます。

菩提樹学園ホーリー

 ホーリー(Holi)は、ヒンドゥー暦(太陰暦)のファグナ(Phalguna)月の満月の日に行われるヒンドゥー教の祭典で、冬の終わりと春の訪れをお祝いする「色の祭典」です。この日は『ホーリーおめでとう!』と云いながら、大人も子供も無礼講で色とりどりの粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして、そのおかしさに笑い合い、インド中が大騒ぎになります。

 2023年のホーリーは3月8日でした。菩提樹学園でも毎年ホーリーをお祝いします。ビハール州では、ホーリー当日と翌日が祝日に指定されていますが、この日は先生、園児、保護者、卒園生らが園に集まり、皆で色粉を掛け合って、大賑わいでした。

色粉を掛け合う風習は、ヒンドゥー教の神話クリシュナと恋人ラーダの愛の物語が元になったとも伝えられています。 肌の色が青黒いクリシュナはラーダの肌の色白さに嫉妬し、これを母親に相談すると、「ラーダの肌に色粉を塗り、クリシュナの好きな色にしてしまいなさい」とアドバイスを受けました。その通りにクリシュナがラーダに色粉を塗っていたずらをしたところ、ラーダはクリシュナの魅力に取りつかれてしまいました。
それ以来、クリシュナとラーダの愛を記念して、色粉を掛け合うことになったと伝えられています。