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各国仏教徒が参集 ブッダジャヤンティ

2026年5月21日

【日本寺駐在僧便り】 2026年5月1日(仏暦2750年)、ブッダガヤの大菩提寺においてブッダジャヤンティが盛大に執り行われました。
ブッダジャヤンティは、お釈迦様の誕生・成道・涅槃を祝う日で日本ではそれぞれ別に営まれますが、南伝仏教ではこれらすべてがウェーサカ(インド歴の第2の月、太陽暦の4月~5月頃)の満月の日であったという伝説に基づき、この日に一度に祝われる行事です。
本年の施主はタイの信者の方でした。

前日には大菩提寺前に設けられた救護所のテープカットが行われました。
ブッダジャヤンティには国内外から出家・在家を問わず多くの仏教徒が参集します。
中には、貧しいながらも法要への参加を願いブッダガヤを目指す方も少なくありません。
こうした方々に向け、期間中は食事や飲料の提供も行われています。
夜半の雨もこの時には上がり、晴れ間の広がる空と涼風の中での式典となりました。

当日も前日の夕方に降った雨のおかげで、涼やかな晴天に恵まれました。
朝7時、大仏より各国の法衣をまとった僧侶・信者が大菩提寺へと向かいます。
やがて菩提樹の下には州政府高官らも集い、宗派・人種・国境を越えた大法要の始まりです。
本年は、日本寺の現・旧駐在僧を含む、浄土宗、浄土真宗、日蓮宗、臨済宗からなる日本の僧団による読経から始まり、チベット仏教、上座部仏教と続きました。
その後、大菩提寺主任僧侶チャンリダ師より五戒が授けられ、大法要は厳かにに進んでいきました。

式は施食を挟み、午後4時にスジャータ寺にて再開されます。
夕刻には再び大菩提寺へ戻り、最後の蝋燭点灯の儀式が行われました。
そして薄暮の中、人々が無数の灯明に火をともして年に一度の大法要は結ばれていきました。

気づけば東の空には大きなウェーサカの満月が昇っていました。
その美しさは写真に収めることはできません。
ぜひ現地を訪れ、その目でご覧いただきたい光景です。

世界中の仏教徒が集うこの大法要を、一度はこの聖地ブッダガヤでご体験ください。

日本寺駐在僧 杉原遥平(円)