聖地ブッダガヤの歴史

インド、ビハール州に位置するブッダガヤ。

今からおよそ2600年の昔、インドのマガダ国を流れるニーランジャナ河のほとりのウルヴェーラ村に根を下ろした大きな菩提樹の木蔭に、永遠の真理を求めて修行を重ねてきたシャカ国の王子ゴータム・シッダールタがたどり着きました。ここで深い禅定に入られること1週間とも1ヶ月とも諸説ありますが、真理を会得するまで退かない誓いを立てて臨んだ修行の結果、シッダールタ王子は四諦八正道の会得をはじめとする真の悟りを成し遂げ、ブッダ釈尊となられました。

釈尊の教え「仏教」は、やがてインドをはじめ世界に広まり、各地に仏教教団ができて、その聖なる菩提樹とその根元のお釈迦様の御座跡(金剛宝座)を仏教最高の聖跡として敬うようになりました。

釈尊没後約200年ののち、大インド亜大陸の統一を成し遂げたたアショーカ大王が訪れこの聖跡を慕って精舎を建てました。これを6世紀のグプタ朝に改修増築したものが今のブッダガヤ大塔大菩提寺で、その九層方錐形・高さ52mのの塔は見事な古代建築の模範として2002年にユネスコの世界文化遺産に指定登録されました。

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