翌24日からは、アジャンタ石窟(マハーラーシュトラ州)、サールナート(ウッタル・プラデーシュ州)、ブッダガヤ、ラージギル、ナーランダ(ビハール州)の仏教遺跡視察に赴きました。インドの大地は広大なため、移動に多くの時間が割かれますが、今回はインド政府軍・警察の最大の協力を得、渋滞に巻き込まれることもなく、インドにおいては異例なほどスケジュール通りに運びました。 インド政府観光省は“The Land of Buddha”と銘打って活動を開始しており、より良い巡礼ルートの構築を目指しているとのことで、今回の道程はそのひとつのサンプルだそうです。現在、経済・インフラ発展の途上にあるインドにおいては、種々乗り越えねばならない問題は見受けられるものの、平和の祈りを目的としたルートの構築が可能なのではないか……と思えるものでした。