ホーリー(Holi)は、ヒンドゥー暦(太陰暦)のファルグナ(Phalguna)月の満月の日に行われるヒンドゥー教の祭典で、冬の終わりと春の訪れをお祝いする「色の祭典」です。この日は『ホーリーおめでとう!』と云いながら、大人も子供も無礼講で色とりどりの粉を塗りあったり、色水を掛け合ったりして、そのおかしさに笑い合い、インド中が大騒ぎになります。
2023年のホーリーは3月8日でした。菩提樹学園でも毎年ホーリーをお祝いします。ビハール州では、ホーリー当日と翌日が祝日に指定されていますが、この日は先生、園児、保護者、卒園生らが園に集まり、皆で色粉を掛け合って、大賑わいでした。
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色粉を掛け合う風習は、ヒンドゥー教の神話クリシュナと恋人ラーダの愛の物語が元になったとも伝えられています。 肌の色が青黒いクリシュナはラーダの肌の色白さに嫉妬し、これを母親に相談すると、「ラーダの肌に色粉を塗り、クリシュナの好きな色にしてしまいなさい」とアドバイスを受けました。その通りにクリシュナがラーダに色粉を塗っていたずらをしたところ、ラーダはクリシュナの魅力に取りつかれてしまいました。
それ以来、クリシュナとラーダの愛を記念して、色粉を掛け合うことになったと伝えられています。
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