2026年2月5日
ホーリー(Holi)は、冬の終わりと春の訪れをお祝いするヒンドゥー教の祭典で、ヒンドゥー暦のファルグナ(Phalguna)月の満月の日に行われます。ホーリーでは、色粉や色水を互いに掛け合い共に喜びを分かち合います。
【日本寺駐在僧便り】天候にも恵まれ、たいへん過ごしやすい陽気のなか、2026年3月4日のインドのホーリーに先駆け、ここ菩提樹学園では2月28日にホーリーを行いました。


開始の時刻が近づくにつれ、日本寺の境内には在園児の保護者や卒業生など多くの方々が集まり、今か今かとその時を待ちわびておりました。


昼食には、「アルチャパ(Aloo Chapa)」、そしてインドのお祝いの日に食べるお菓子「ラスグッラ(Rasgulla)」と「グラブジャムン(Gulab Jamun)」が振る舞われ、駐在僧の私も頂戴いたしました。
アルチャパは、カレー風味のコロッケのような食べ物で、ラスグッラとグラブジャムンは、シロップに浸した甘いドーナツのようなお菓子です。いずれも私にとっては初めての味わいで、異国の食文化に触れる貴重な機会となりました。



昼食後はいよいよ色粉を塗る準備が始まります。園児たちは外の廊下に整列し、胸を弾ませながらその時を待っていました。まず代表の園児が駐在僧のもとへ来て、色粉を塗ってくれました。
「ナマステ」と挨拶を交わしながら、お互いの頬にやさしく色粉を塗り合います。その後、子どもたちは二人一組となり、主任のソバー先生の「スタート」の号令で先生から配られた色粉を塗り合いました。そして最後は、全員で色粉を掛け合う時間となりました。



園児たちがとびきりの笑顔で色粉を塗ると、塗られた人も自然と笑顔になり、さまざまな色が広がるとともに、笑顔もいっぱいに広がっていきました。その光景は、実に心温まるものでした。
ホーリーは「善が悪に勝利すること」を祝う祭りとされていますが、子どもたちの明るさそのものが、人の心にある闇をそっと打ち消してくれるそんな力を感じさせてくれる一日でありました。
日本寺駐在僧 中野蓮音











