仏教徒結集「ともに平和を願って」

2023年12月6日午後、日本寺講堂を会場に仏教徒結集「ともに平和を願って」と題して、花園大学特別教授佐々木閑先生による講演と北河原竺主、佐々木先生、中村理事長による鼎談を行いました。

当会での講演が3度目となる佐々木先生ですが、この記念式典に合わせて、当会企画のインド仏跡ツアーにご同行くださり、仏跡各地でその仏跡にまつわる講話をしてくだいました。
今回の講演では、お釈迦様がお悟り後、他者へ教えを説くきっかけとなった梵天灌頂のエピソードや仏教再発見の歴史、ブッダガヤがいかに考古学的にも貴重な遺跡であるかなど、約1時間に亘って仏教の聖地ブッダガヤだからこそのお話をいただきました。

続いての鼎談では、続いての鼎談では佐藤事務総長が司会を勤め、日本寺がブッダガヤに存在する意義やこれまでの活動などが話し合われました。

佐々木閑先生YouTubeチャンネルで今回のインドツアー『佐々木閑のインド仏跡ツアー(2023年)』(全4回)が公開されています。

印度山日本寺開山50周年・菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念式典報告
・印度山日本寺開山50周年記念法要
・仏教学東洋学研究所図書館落慶式
・菩提樹学園45周年・光明施療院40周年記念式典

講演会「古代インド仏教からの問いかけ-新たなる価値創造に向けて―」

講演会は約130名の方々がご参加くださり、お蔭様で盛況理に終了いたしました。ご来場くださいました方々に御礼申し上げます。当日の講演内容は下記よりご視聴いただけます。

日印国交樹立70周年記念講演会 
古代インド仏教からの問いかけ
―新たなる価値創造に向けて―

  2022年日印国交70周年記念して、在日インド大使館との共催で龍谷大学学長・入澤 崇先生を講師に迎えた講演会を開催いたします。後日録画配信を行いますので、当日会場にお越しになれない方もご聴講いただけます。※録画配信のご視聴はお申込み不要です。1月20日より当ページで公開いたします。

当講演会は、外務省「2022年日本・南西アジア交流年」認定事業です。


【日時】2023年1月13日(金)14:00~16:30(受付開始13:30)
【会場】インド大使館VCCホール講堂(東京都千代田区九段下2-2-11) 
    都営地下鉄、東京メトロ東西線・半蔵門線九段下駅 2番出口より徒歩10分
【参加費】無料(事前にお申込みください)
【お申込み】こちらのお申込みフォーム、またはTEL:03-3711-7608(受付:平日9:00~17:00) にてお申込みください。定員(160名)になり次第、申込を締め切りとさせていただきます。
【録画配信】2023年1月20日以降、当ページよりご覧いただけます。(お申込み不要です)
【お問合せ】こちらのお問合せフォームまたは上記TELにてお問合せください。

【プログラム】
挨 拶在日インド大使館代表
スピーチ印度山日本寺竺主 北河原公敬東大寺長老
講 演入澤崇先生
「古代インド仏教からの問いかけ ―新たなる価値創造に向けて―」
文化プログラムインド大使館より
閉会の挨拶(公財)国際仏教興隆協会理事長 中村康雅

【講演概要】
  日本文化に定着している仏教の原郷は古代インドです。日本仏教の中には古代インド世界に由来するものが少なくありません。では、古代インドに生まれた仏教の特異な点とは何であったでしょうか。そして、仏教だけがどうしてインド世界を離れてアジア一帯に広まったのでしょうか。「造形と思想」の観点から考えてみたいと思います。仏教がそもそも有していた異次元の価値を蘇らせ、現代社会と照らし合わせてみたいと考えています。

【入澤 崇先生プロフィール】
 1955年広島県因島生まれ。1990年龍谷大学文学部仏教学科に着任。専門は仏教文化学(アジア各地域における仏教の受容と変容を研究)。2004年から5年間アフガニスタン仏教遺跡調査隊の隊長を務める。龍谷ミュージアム館長、文学部長を経て、2017年4月に学長就任。現在は、学長として大学経営の第一線で活躍。

オンライン講演会『仏教美術からみた仏陀への旅路』

 コロナ禍の影響を受け多くの人々が、会いたい人にも会えない、行きたいところにも行けない不自由な生活を強いられています。しかしながらそうした不自由さは、私たちに「真実に大切なもの」は何かを教えてくれている「学びの機会」とも受けとめることもできるはずです。
 今年の講演会は、長野・善光寺・白蓮坊の住職で、画家として数々の作品を発表されてきた若麻績敏隆先生をお招きし、仏教の美術を映像を通してわかりやすく紹介いただき、仏陀への旅をご案内します。すべての日本の仏教の、根本的な聖地への旅をオンラインから学ぶことができますので、奮ってご参加ください。

若麻績敏隆

【講師】若麻績 敏隆先生 (わかおみとしたか)
東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。
同大学院美術研究科修士課程修了。
大正大学大学院仏教学コース修士課程修了。
現在、善光寺白蓮坊住職、日本仏教看護・ビハーラ学会会長。
東京、長野での個展開催多数。また、仏画をとおして仏教の話に人気がある。

【配信期間】2021年11月15日(月)~30日(火) 期間中いつでもご覧いただけます。

【参加費】1,000円

【お申込み】こちらのフォームよりお申込みください。お申込み後、参加費のお支払い方法をご案内いたします。

【お問合せ】メールまたは、お電話(03-3711-7608)にてお問合せください。

文化講座『生き甲斐とは何か法顕のインド求法記に学ぶ』

1600年前、60歳を越えてから求法の旅に出てインドに行き、各地の仏跡を巡礼した後、何年も仏教を学び、帰りはスリランカから海を渡って中国に戻った、法顕三蔵法師の14年に及ぶ壮大な旅行記を紹介し、現代における真の生き甲斐について語ります。

2021年12月YouTubeにて一般公開いたしました。
テキストはこちらよりダウンロードください。

【 講 師 】佐々木 閑先生 (花園大学教授 文学部長)
1956年福井県生まれ。京都大学工学部工業化学科および文学部哲学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学後、米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て現職。文学博士。
専門はインド仏教学、仏教哲学、仏教僧団史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞。
著書:『出家とはなにか』『インド仏教変移論』『科学するブッダ 犀の角たち』『日々是修行』『生物学者と仏教学者 七つの対論』(斎藤成也氏との共著)
『「律」に学ぶ生き方の智慧』『ブッダ 真理のことば』『般若心経』
『ブッダ 最期のことば』『仏教は宇宙をどう見たか』
『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』『出家的人生のすすめ』
『真理の探究 ー仏教と宇宙物理学の対話ー』(大栗博司氏との共著)
『ブッダに学ぶやり抜く力』『ネットカルマ』
『ごまかさない仏教:仏・法・僧から問い直す』(宮崎哲弥氏との共著)
『大乗仏教 ブッダの教えはどこに向かうのか』
翻訳:鈴木大拙著『大乗仏教概論』『ブッダ 100の言葉』など

※新型コロナ感染が拡大している状況を鑑み、ご参加の皆様及び関係者の健康・安全を第一に考慮し、増上寺会館での公開は取りやめ、収録によるオンライン配信のみとさせていただくことにいたしました。

[ 日 時 ] 2020年12月4日(金)18:00~20:00(受付17:30~)

[ 会 場 ] 増上寺 慈雲閣(東京都港区芝公園4-7-35)
     JR 山手線・京浜東北線「浜松町」徒歩10分
     都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門駅」徒歩5分
[会場定員] 30名(先着順・事前予約制)

[オンライン聴講] 12/7~12/13期間限定で録画配信いたします。
            定員なし。期間中いつでも聴講できます。
[参加費] 1,000円(会場参加/オンライン聴講共)

[主催](公財)国際仏教興隆協会 [後援]浄土宗東京教区教化団

[聴講お申込み方法]
《オンライン聴講》聴講期間終了のためお申込みは締切致しました。

2019.11.15開催報告 講演会現代生活における仏教の存在意義」

2019年11月15日(金)開催、佐々木 閑先生による講演会「現代生活における仏教の存在意義」はお陰様で80名を超える方々にご参加いただき盛況理に終了いたしました。
笑を交えながら、お釈迦様の説かれた仏教についてわかりやすくご講演くださり、ご参加の皆様からも大変な好評をいただきました。また、募金の呼びかけに対してご協力いただきました方々に心より御礼申し上げます。

【講演概要】
2500年前にブッダが創始した仏教という宗教は、極めて合理的にこの世の在り方を捉えようとした、世にも希な宗教です。そしてそこに現れている独特の倫理観は、現代社会で暮らす我々にとって、非常に有用な主張を数多く含んでいます。その中には、ネット社会になってますますその真価が見えてきたものも含まれています。単に宗教という側面から眺めたのでは気付かない、そういった仏教の独自性をご紹介し、現代における仏教の役割について考察します。


【講師】講師:佐々木 閑(ささきしずか) 花園大学教授。文学部長。
1956年福井県生まれ。京都大学工学部工業化学科および文学部哲学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学後、米国カリフォルニア大学バークレー校留学を経て現職。文学博士。専門はインド仏教学、仏教哲学、仏教僧団史。日本印度学仏教学会賞、鈴木学術財団特別賞受賞。著書に『出家とはなにか』『インド仏教変移論』『科学するブッダ 犀の角たち』『日々是修行』『生物学者と仏教学者 七つの対論』(斎藤成也氏との共著)『「律」に学ぶ生き方の智慧』『ブッダ 真理のことば』『般若心経』『ブッダ 最期のことば』『仏教は宇宙をどう見たか』『ゴータマは、いかにしてブッダとなったのか』『出家的人生のすすめ』『真理の探究 ー仏教と宇宙物理学の対話ー』(大栗博司氏との共著)『ブッダに学ぶやり抜く力』『ごまかさない仏教:仏・法・僧から問い直す』(宮崎哲弥氏との共著)『ネットカルマ』『大乗仏教 ブッダの教えはどこに向かうのか』。翻訳に鈴木大拙著『大乗仏教概論』『ブッダ 100の言葉』など。

【開催日】2019年11月15日(金)18:30~20:30(開場18:15)

【場所】JICA東京 セミナールーム411(住所:東京都渋谷区西原2-49-5)

【交通】京王線幡ヶ谷駅徒歩8分/地下鉄千代田線・小田急線代々木上原駅徒歩12分
会場地図 

【お問い合わせ】公益財団法人国際仏教興隆協会(TEL:03-3711-7608)