インドのブッダガヤで印度山日本寺(Nipponji Temple)、菩提樹学園、光明施療院を運営する公益財団法人です。

投稿者: IBBA

  • 第3回ブッダガヤマラソン

    第3回ブッダガヤマラソン

    2026年2月5日

     2月1日に今年で第3回目になるブッダガヤマラソンが開催されました。
     ウェブサイトによればこのマラソンの目的はタイムを競うだけでなく、内なる平穏と世界の和合への旅路とのことです。

     マラソンは2.5km、5㎞、10.55㎞、ハーフマラソン、フルマラソンの部に分かれており、大菩提寺近くのカーラチャクラ広場から東へ尼連禅河を越えスジャータストゥーパを通って、最長前正覚山まで行き再びブッダガヤに戻ってくるというコースです。

      当日はまだ日も上がる前の早朝5時に開会式がカーラチャクラ広場で執り行われました。式は上座部仏教続いて大乗仏教の僧侶による読経から始まりました。
     続いて準備体操ですが、さすがインドらしく大音量でのインドポップ音楽に合わせて皆が思い思いに踊ります。中にはステージに上がって踊っている参加者たちもおり、これからマラソンをするとは思えないパワフルさでした。

     そして6時にまずフルマラソンの参加者がスタートを切り42.195㎞の旅路へと向かいました。

  • 第77回共和国記念日

    2026年1月26日

     1月26日は、1950年1月26日にインド憲法が施行され、インドが「共和国」として正式に成立したことを記念する共和国記念日(Republic day)で国民の祝日です。首都デリーでは毎年大統領・首相出席のもと国旗掲揚・国家斉唱(ジャナ・ガナ・マナ)と大規模なパレードが開催されます。
     この日は日本寺、菩提学園でも国旗掲揚、国歌斉唱をしてお祝いをします。日本寺ではインド国旗、日本国旗、仏旗を掲げます。旗が上がったところで、花びらが舞うように旗に花びらをつめ細工しています。

     菩提樹学園は祝日のため授業はお休みですが、式典のみ行います。

      園庭で国旗掲揚・国家斉唱のあと主任のソバー先生から共和国記念日についてのお話、記念写真撮影をしました。園児達のお楽しみは、式典終了後に配られるお菓子です。みんなうれしそうにお菓子が詰められた袋を持ち帰りました。

     世界遺産大菩提寺を管理運営する大塔管理委員会(BTMC)では、BTMCのメンバーや周辺寺院の僧侶らが参列のもと式典が行われ、BTMCのセクレタリーMahashweta Maharathi氏による国旗掲揚が行われました。日本寺からはジェネラルマネージャーと駐在僧が参列しました。

  • ブータンのお祭り ツェチュ

     2026年1月11日から13日にかけてブッダガヤの少し外れにあるブータンの僧院 Druk Ngawang Thubten Choling, Shabdrung Monasteryで3日間のツェチュ(ブータンのお祭)『15th Dorden Tsechu』が開催されました。


     このお祭りはチベット仏教の開祖であるグル・リンポチェ(バドマサンバヴァ)を称える宗教行事で、チャムと呼ばれる仮面舞踊では、歌や楽器ときらびやかなブータンの衣装に身を包んだ僧侶達による神秘的な踊りで、彼の伝説や、死者の書にある中陰(死後の49日間)などのチベット仏教の教義を人々に伝えます。
     当日は僧院の中心の広場を隙間なく囲むほどの大勢観覧に来られていました。
     またこの3日間の為にブータンから来られた演者の方々もいたそうです。

  • ブッダガヤに鳴り響く除夜の鐘

    ブッダガヤに鳴り響く除夜の鐘

    【日本寺駐在僧便り】

    2026年1月7日

     2025年12月31日、日本寺で恒例の除夜の鐘撞きがありました。本年はコロナ禍以降初めて一般の参拝の方々をお迎えしての鐘撞きとなりました。
     以前はお参りに来られた方に先着順でのうどんの振る舞いや大かがり火が行われていましたが保安上の理由で本年は中止となり、かわりに新しい試みとして境内に手作りの灯籠を設置いたしました。

     灯籠は燃えにくいクッキングシートと素焼きの器に入った蝋燭を使い、数日前より日本寺スタッフ全員で120個ほど作りました。糊やテープなどを使わない方法は最初、みな難しそうな顔をしていましたが、流石すぐに習得し20名弱であっという間に作り上げてしまいました。 

     また除夜の鐘に向けて、長年のお勤めでかなり痛んでいた撞木(鐘を撞く為の丸太)の修理も行いました。いつも日本寺のいろいろな修繕をして下さっている地元の大工さんの手により新たな撞木が用意されました。かなり重たい丸太で設置の際はスタッフ総動員で担いでの作業でした。ちょうどいつも鐘の鳴る正午に工事が完了したので、スタッフや大工さんそれぞれ1回ずつ12回の試し撞きで音の確認をし、みな新しい音に満足な様子でした。古い撞木はこの後解体され菩提樹学園の給食の煮炊きに使われお役目を終えます。

    スタッフによる柵で鐘楼までの導線づくり

      当日は夜10時に日本寺の若手のスタッフがお寺に集合し、皆で夜食に調理スタッフによる麺から手作りの年越しうどんを食べた後準備に取りかかりました。インドとはいえブッダガヤはこの時期は冷え込み、当日は気温が10度を下回っている中での準備でした。

    11時半、設置した灯籠がポツポツとつき始める中、まずは駐在僧が四句誓願文を三遍唱えてから最初の鐘が撞かれ、その後本堂では金剛般若経の読経が開始されました。

     普段から日本寺によくお参り下さるブッダガヤに長滞在されている海外の方、日本を始めシンガポールや欧米からの旅行者の方、そして近隣の村の方々が入れ替わり立ち替わり400名ほどがお参りに来られました。鐘を撞いたり本堂前でお参りをしたり談笑したりとみな思い思いに年が明ける瞬間までを過ごし、いざ年が変わるとヒンディー語、英語、日本語などいろいろな言語で新年のお祝いの言葉をかけあっていました。

     お寺の周りでは打ち上げられる花火や大音量でかかるインドの音楽によって賑やかな様子で、日本寺の灯籠の仄明かりかりの中梵鐘が響き渡る落ち着いた雰囲気は対照的でしたが、緩やかな境界の中でそれぞれが同時に存在できるインドの懐の深さを感じました。

     翌日は朝9時より修正会が執り行われました。修正会とはお正月に行われる行事で、前年の振り返りをし、その年の誓いを立て、お祈りをします。本年はその意義に則り布薩(仏教の長い歴史の中で部派をこえて行われている、自己の行いを振り返り生きる上での良き習慣である仏教の戒を再確認する儀式)を修し、攘災招福のお経をお唱えいたしました。布薩にはよく日々のお勤めに来られるインドの方が参加して下さり、一緒に礼拝、戒の条文を読み上げお祈りをして下さいました。

     除夜の鐘の始まりにお唱えしたお経、四句誓願文の一節に「煩悩無尽誓願断」とあります。我々の煩悩は尽きることはないかもしれませんが、それらが一つでも断たれ、みなが心安らかに新しい年を過ごせるよう御祈念して除夜の鐘、修正会を執り行わせていただきました。

    合掌

    杉原遥平(遥円)

  • 成道会開催

     2025年12月6日、北河原公敬日本寺竺主を導師に、清原實夏師(融通念佛宗大念寺)、正本光生日本寺管理局長、番地章夫元駐在僧、杉原遥平日本寺駐在僧が出仕しての成道会が厳修されました。成道会には日本から北河原竺主と共にご来山された25名の参列者が集いました。表白では、お釈迦さまのご成道を偲びつつ、世界平和そして日本寺の発展を願われ、読経が本堂に響き渡りました。法要中に参拝に訪れたインド人学生団体が、合掌をしながら法要を眺める姿も見られました。

     日本寺での法要後、大菩提寺(Mahabodhi Temple) でも法要をお勤めになられました。大菩提寺では、大菩提寺を管理運営する大塔管理員会(Bodhgaya Temple Management Committee)のセクレタリーのMahashweta Maharathi氏はじめ、役員の方々の寛大な歓迎を受けました。

     北河原竺主は2016年の印度山日本寺竺主にご就任以来、コロナ禍を除き毎年参拝団の皆さまと日本寺で法要をお勤めくださっており、大変ありがたいことでございます。