ヴィシュワカルマプジャ

2021年9月17日は、ヒンドゥー教の行事であるヴィシュワカルマ(Vishwakarma)プジャの日でした。ヴィシュワカルマ・ジャヤンティ( ヴィシュワカルマ 祭)とも呼ばれ、インド全土でお祝いされます。 

 ヴィシュワカルマは世界の創造主であり、神々の住居や悪と戦うための武器や乗り物を作ったとされています。現在では、物づくりや機械の神様とされ工場で祀られています。

 この日に職人や工場で働く人々は、普段使用している機械や道具がスムースに機能することや生活を安全に保つことができるよう祈願(プジャ)し、それらの道具を使用することを控えます。

 日本寺では車とジェネレーター、工具を休ませ、境内で育てた花と甘いお菓子をお供えし祈りを捧げました。

インド日本寺の車

ヴィシュワカルマの絵

4本の腕を持ち、白い髭を生やした年配の姿で描かれます。周りを囲むのは5人の息子、玉座の後背にはさまざまな工具が並べられています。
(左記画像 https://www.smitcreation.com/より)

モディ首相がTwitterで「ビシュワカルマの恩寵を国民が受け、国が進歩と繁栄の新たな高みを達成し続けることを願っています。」とメッセージを出しました。

2021年8月27日大菩提寺再開

 新型コロナウイルス感染拡大第2波の影響を受け、ビハール州内務省からの通告により大菩提寺は4月から閉鎖しておりましたが、8月25日第6次ロックダウン解除(Unlock6)の通告により寺院の再開が許可され、8月27日から再開しました。再開初日、お供え用の花屋さんも出ていますが、人はまばらでした。
 大塔管理委員会(BTMC)のfacebookには境内で僧侶たちが読経する姿が動画で掲載されています。
 日本寺の再開時期につきましては、ブッダガヤ周辺の各国寺院と協議しながら決定いたします。

Mahabodhi Temple Bodhgaya Facebookより

尼蓮禅河が増水

雨季が始まりブッダガヤでは断続的な雨が40日以上も続き、尼蓮禅河が増水しています。動画は尼蓮禅河の中州のバックロール村の岸から撮影したものです。河の増水に関する地元新聞の記事には僧侶が橋の上から増水した河を眺める姿が掲載されています。

困窮するサンガ、空腹の比丘たちに炊き出し

 ブッダガヤでは、長引く寺院の閉鎖で収入が途絶えたサンガ(出家者集団)が多く、毎日行道托鉢しても、 比丘同様に生活に苦しむ住民は全てに応じられず、数多くの比丘(僧侶)たちが飢え寸前の状態で困窮しています。
 そこで、各国寺院で構成される隣山会で話し合い、少しでも施す余裕のある寺院たちが日替わりに施主になり、ケータリング方式で朝食供餐(ダーナ)を始めました。この日は大菩提寺前で行われ、各寺からの比丘 たちが行列しました。

ビハール州ロックダウン解除

 2021年5月5日から開始されたビハール州のロックダウンは3度の延長を経て6月8日をもって解除となりました。

 商店の時短営業や、夜間外出禁止禁止令は継続されていますが、
6月9日~15日 :商店の営業は06:00~17:00、夜間外出禁止は19:00~05:00
6月16日~22日:商店の営業は06:00~18:00、夜間外出禁止は20:00~05:00
6月23日~7月6日:商店の営業は06:00~19:00、夜間外出禁止は21:00~05:00
7月7日~    :商店の営業は隔日で19:00まで、夜間外出禁止は21:00~05:00、9年生以降の学校施設が再開(50%以下の出席率で)、ジム・スイミングプールの再開(収容人数50%、ワクチン接種者のみ施設利用可)、 となり徐々に制限は緩和されています。

 しかしながら、宗教施設、学校施設の再開はまだ許可されておりません。
ビハール州保健省によるとガヤ県の5月4日の新規感染者数は767名、ロックダウン後徐々に減少し6月21日には6名と報告されています。

現地の『Jantantra Tv』による6月8日ロックダウン解除のニュースです。