アメリカの大学ゼミが印度山日本寺で座禅実習

  アメリカミネソタ州のカールトン大学とオハイオ州のアンティオーク大学共催の「仏教研究海外実習プログラム」がブッダガヤで実施されています。
  3か月間ブッダガヤの各国寺院を会場とし、上座部仏教(瞑想)・大乗仏教(日本の禅)・チベット仏教(密教)の指導者の元で実習を通して、主な伝統仏教を比較研究することを目的とした両大学の正規プログラムです。
  当協会では1982年以来40年にわたり、禅を核として大乗仏教を学ぶ座禅実習の場として印度山日本寺本堂を提供しています。今年は20名を超える学生が参加しました。

菩提樹学園運動会

  2022年10月19日ブッダガヤは快晴。菩提樹学園では運動会が開催されました。コロナ禍による園の閉鎖や感染予防のため中止を余儀なくされていた運動会ですが、今年は3年ぶりに開催することができました。
   インドでは幼稚園での「運動会」行事は珍しく、また保護者が参加できる競技もあるため園児も家族も近隣住民も、みんな楽しみにしている行事のひとつです。座学教室授業が中心となるインドの幼児教育ですが、菩提樹学園では身体表現授業としてのダンスレッスンや、こうした運動会での団体種目を通して、子供たちの協調性やリズム感を育むことにも力を注いでいます。
    園児たちが大好きなカジャ(ガヤ詣でみやげとして全国的に有名な揚げミルフィーユ)レースや障害物競争、日本の幼稚園や小学校の運動会でも人気の「エビカニクス」の曲に合わせたダンスも披露されました。

菩提樹学園の卒園生が自身のVlogで菩提樹学園の運動会を取り上げています。

「インド近代絵画の精華~ナンダラル・ボースとウペンドラ・マハラティ」

 福岡アジア美術館で開催の「インド近代絵画展」において、印度山日本寺の建立にご協力を賜った画家・工芸家の故ウペンドラ・マハラティ氏(Upendra Maharathi )の作品が出展されます。
 マハラティ氏は、インドの代表的国民画家として独立を機にマハトマ・ガンディーら独立指導者3傑の肖像画を描いた画家として全インドに知られているほか、ビハール州の初代工芸芸術局長を務め、農村の土壁装飾に過ぎなかったミティーラ画の芸術価値を国内外に紹介、自ら陶芸・彫刻などをよくしたほか、若手の創造芸術育成や伝統工芸の復興と発展に尽力…等々の功績により、芸術分野の国家勲章、パドマシュリ(Padmashree)を受賞したインドの代表的な近代芸術家の一人です。交換留学生として日本に2年間滞在された経験もあり、数多くの仏画を描いています。

【会期】2022年9月15日~12月25日

詳細は、福岡アジア美術館HPをご覧ください。

2022年8月15日独立記念日

1947年8月15日にイギリス領植民地にされていた状態からの独立を果たしたことを祝う「独立記念日」が、今年76回目を迎えました。この日は国民の祝日に指定されています。毎年首都デリーでは、デリー城ともよばれるラールキラー(レッドフォート)で祝賀行事が開催されます。

日本寺では、仏旗、インド国旗、日本国旗を掲揚しスタッフ一同で式典を行いました。

菩提樹学園はこの日は休日の為、授業はありませんが、園庭で式典を開催し、国旗掲揚、園児皆でジャナ・ガナ・マナ(インド国歌)を斉唱しお祝いします。今年は来賓でガヤ・ロータリークラブ代表団が参列しました。

この日、大菩提寺はインド国旗カラーにライトアップされました。